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トランプ家の内情

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トランプ家の内情

この記事はメリー・L・トランプ(トランプの姪)が書いた本について紹介します。

トランプ家は元々ドイツ系の移民にさかのぼります。19世紀後半にドイツ人のフリードリヒ・トランプがアメリカに移住し、床屋として働き始めたのが元です。彼は後にカナダでのゴールドラッシュに目をつけてレストランや娼館を経営して財を成しました。彼は徴兵から逃げたためそのままドイツの国籍をはく奪され、そのままアメリカに住み着きます。彼は名前を英語風にフレドリックと変えました。フレドリックの子供がドナルド・トランプの父親はフレッド・トランプです。

フレッドは父親から引き継いだ財産をもとに不動産で成功します。彼は妻のメリーとのもとに5人の子供を設けました。長女のマリアン、長男のフレッドJr、次女のエリザベス、次男のドナルド、三男のロバートです。

この本はドナルド・トランプについてというのと同じくらい父親のフレッドについてです。心理学者でもあるメリー・L・トランプ(フレッドJrの娘)が語るところによると、彼女の祖父のフレッドは「高機能ソシオパス」だったそうです。

彼はビジネスでは成功を収めましたが他人に共感するということがなく、子供たちに父親らしい愛情を注ぐことは皆無でした。彼は息子たちに自分のビジネスを引きつがせることしか興味がなく、子供たちが幼いころから子供たちに接するときは常にビジネスでの教育、フレッドに言わせればいかに勝者になるかについてでした。

例えば長男のフレッドJrがペットが欲しいといったり、不動産ビジネス以外の職種に興味を持つだけでも彼をいじめ、フレッドJrが謝ると謝罪をするなと叱り飛ばしました(トランプが絶対に謝罪するどころか過ちを認めもしない理由はこのへんにありそうです)。兄が父親からいじめられているのを見て育ったドナルドは可能な限り父親を模倣しようとしました。

パイロットになる夢を追った兄とは異なり、ドナルドは若いころから父親の下で不動産ビジネスを手つだい、後継者としての立場を確固としました。そして、時には父親とともに兄のフレッドJrに向かって「お前は人生を無駄にしている」とバカにすることもあったそうです。

こうした異常な環境で育てられたからか、トランプ家の関係はどうも正常なものではないそうです。メリー・L・トランプがリークした情報をもとにニューヨーク・タイムズがフレッドの相続税を脱税するために子供たちが一丸となってペーパーカンパニーを設立してそこへの費用という形で父親の会社から資産を移転したり、不動産の評価額を操作したりしました。

また、フレッドJrが心臓発作を起こしたときも誰一人として病院には行かず、フレッドJrは一人で死亡したそうです。ドナルドはその夜映画を見に行きました。最近亡くなった弟のロバートについてトランプがどのように話しているかを見るとこれは十分ありそうです。

メリー・L・トランプは、トランプの異常性は彼の幼少期の環境が原因であったと考えます。彼女は、トランプが2016年の選挙で勝利した後、有権者がアメリカを機能不全のトランプ一家と同等の状態にすることを選んでしまったと考えました。

 


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この本はオーディオブック形式でも購入できます。著者のメリー・L・トランプ自身が朗読をしています。オーディオブックは2000円ですが、まだオーディブルに登録していない人は以下から登録することで無料で聴けます。

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