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パンデミック中におすすめの本

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パンデミック中におすすめの本

この記事では、おすすめの本を何冊か紹介します。

All the President’s Men

日本語タイトルは「大統領の陰謀」です。オリジナルタイトルの訳は「大統領の男たち」となります。

これはウォーターゲート事件として知られているニクソン大統領を辞任に追い込んだスキャンダルです。

ニクソン大統領が再選キャンペーンを行っている中、民主党の本部が入居しているウォーターゲートビルに強盗が入り、逮捕されました。

ワシントン・ポストの若い記者、ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインがこの事件についての記事を書くことになります。

当初は退屈な強盗だと思っていた二人でしたが、ニクソン選挙部から強盗犯への金銭の支払いが行われていたことが判明したことをきっかけに、より大きな力が動いていることに気づきます。

ニクソン選挙対策部の元スタッフなどへの綿密な取材をもとに書かれているこの本は、アメリカの政治について読む本の筆頭に挙げられます。

 

Too Big To Fail

日本のタイトルは「リーマンショック・コンフィデンシャル」。オリジナルタイトルの訳は「大きすぎてつぶせない」となります。

2008年の金融危機を題材にした本で、ウォールストリート・ジャーナルのアンドリュー・ロス・ソーキンが執筆しました。

サブプライム危機が起こる前のウォール・ストリートのカルチャー、リチャード・ファルドを中心とするリーマン・ブラザーズのトップの問題などを内部の人間からの取材に基づいて書いています。

また、ヘンリー・ポールソン財務長官やバーナンキ連邦準備制度理事長などの政権側の混乱についても詳しく書いています。金融危機の内情について最も詳しく、わかりやすく書いた本の一つです。

 

What Happened

2016年の大統領選挙について、ヒラリー・クリントン自身が執筆した本です。ロシア政府のハッキングやFBIの介入などに翻弄された選挙対策部の内情、そしてトランプという特殊な対立候補との選挙戦について候補本人の視点から書かれています。

オバマから「君はおばあちゃんなんだから無理にかっこつけるなよ」と言われたことや、サンダースとのしこり、そしてハーバード・ロースクールに合格した後にハーバードの教授から「これ以上ハーバードに女子学生はいらない」と言われてイェールを選んだことなど、女性として直面してきた困難から歴史上初の二大政党の大統領指名候補としての使命感などが書かれてあります。

この本のオーディオブックはクリントン自身が読んでいます。

 

Why Nations Fail

MITの経済学者、ダロン・アセモグルがなぜ国家が衰退するかについて執筆した本です。この本の中で、アセモグルは国家の繁栄・衰退には政治システムが密接にかかわっていると執筆します。

彼は、国家の自然資源や地理的な要因が国家を反映させるという考えを否定し、国民の自由を保障し、経済活動を推進する政治システムが国家の繁栄の原因だと議論します。

彼は、ヨーロッパからの侵略者が文化を破壊し、搾取的な政治システムを確立するまではメキシコは北アメリカよりも裕福だった。しかし、北アメリカはその後アメリカ合衆国として国家が個人の経済活動を保障したのに対し、メキシコは搾取的な政治システムを維持したことが現在のアメリカとメキシコの格差になっているなどといくつかの国家を例に出します。

 

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