マリアン・トランプ・バリーはドナルド・トランプの9歳年上の姉で、トランプの宿題をほぼすべて代わりにしてきたそうです。姪のメリー・L・トランプが密かに録った録音音声をワシントン・ポストが入手しました。トランプ家の内情についてはこの記事で簡単に説明しました。
この録音が録られた当時連邦判事だったマリアン・トランプ・バリーは弟のドナルドについてこう言いました。「あのへんなツイートやら話をころころ変えたり、何一つ準備をしなかったり嘘をついたり全くあり得ない。彼はコアな支持層の望むことをしているだけよ。国境で子供たちにしていることなど全く(トランプは難民申請に来た親子を引き離して強制収容所に入れました)」
大学
父親は子供をビジネスの後継者としてしか見ておらず、母親は自分を安心させるために子供を使うようなトランプ家では両親ともあまり子育てに関心がなかったため、最年長のマリアン・トランプ・バリーが宿題や大学受験などでトランプの親代わりをしたそうです。
録音で、マリアンはトランプについてこういいます:「彼は手に負えない子供だった。私が大学受験のために彼をのせてニューヨーク市中の大学を回ったのよ。彼はどうにかしてフォーダム大学に入ったの。私が彼を大学に入れた訳じゃないけど、自力で大学に入ったのではないことは知ってる。フォーダムで一年過ごしてペンシルベニア大学に編入したけど、それは誰かが身代わりで入学試験を受けたからよ」
メリー・L・トランプ:「大学入試試験を身代わり受験させたの!?」
マリアン:「そう。SATとかなんとかいうやつ。私はそう思ってる。[身代わり受験した人の]名前も覚えてるわ。けど、今は彼は一度もフォーダムのことを口にしないわ。ウォートンしか言わない…しかも、私が彼の宿題をやったのよ」
トランプはよく、ペンシルベニア大学の経営学部であるウォートンスクール(全米トップクラスのビジネススクール)を卒業したことをよく「最も入学が困難な学校に簡単に入ったんだ」と自慢します。ちなみに、当時のペンシルベニア大学で入試インタビューなどを担当した人によると、彼女はトランプが「天才」だという根拠は全く見えず、さらに当時は合格率が40%程度だったと話します(今は7%程です)。
姉に対して
さて、トランプはこれほど世話になった姉に対して、彼女の成功は自分のおかげだといったそうです
マリアン:「彼は私のキャリアは自分のおかげだといったの。1981年に、当時のレーガンが女性票のために連符判事に女性を指名しようとしてた時にドナルドが一度レーガンの首席補佐官に電話を掛けたそうよ(当時マリアンはニュージャージー担当連邦検事補でした)。私はドナルドに『あなたは電話を一回かけただけでしょ。私はそれ以来すべて自分でやってきたわ。もしもう一度それを口にしたら許さないわよ』と言ったの」
読書
また、マリアンによるとトランプは読書ということを全くしないそうです。姪のメリーが「彼は何を読むの?」と聞くとマリアンは「全く何も読まないわ」と答えました。
トランプとマリアンの会話
トランプ: fox newsを見たか?
マリアン: いいえ。私はあまりテレビを見ないの
トランプ: [沈黙]…なら何をしてるんだ?
マリアン: 読んでいるわ
トランプ: [沈黙]…何を?
マリアン: 本を
トランプ: つまり、fox newsは見ないのか?