下院で最もトランプに忠実な議員で、現在未成年の少女を含む複数の女性に金銭を支払って性的関係を持った疑いで捜査されているマット・ゲイツが友人に対して送金アプリで支払った記録をThe Daily Beastが入手しました。
この記事でも書きましたが、マット・ゲイツは友人のフロリダ州共和党政治家のジョエル・グリーンバーグという男性を通して、金銭を支払って当時17歳の少女などと性的関係を持った性的人身取引の疑い、また選挙資金を使って女性とバハマ諸島に旅行した疑いなどでFBIに捜査されています。FBIの捜査は去年から行われており、昨年の12月にはFBIが家宅捜索を行なってゲイツ下院議員の携帯電話を押収しました。
ゲイツはトランプ政権末期に、自分を含めた複数の共和党下院議員に恩赦を出すようにトランプ政権に請願していました。また、ゲイツが性的関係を持ったことが疑われている17歳の少女と性的関係を持った疑いで性的人身取引、そのた贈収賄やこの少女や自分のために偽の身分証明書を作成していた疑いで33件の連邦法違反の疑いで起訴された友人のジョエル・グリーンバーグは減刑のために有罪を認めて司法省の捜査に協力している模様です。
The Daily Beastが入手したゲイツとグリーンバーグの金銭取引記録によると、2018年5月28日の夜にゲイツはグリーンバーグに送金アプリVenmoで900ドルの送金を行いました。翌朝、グリーンバーグは当時18歳になったばかりの少女を含む三人の女性に合計900ドルの送金を行いました。送金名目はそれぞれ「学費」「学校」「学校」でした。
ゲイツとグリーンバーグは2人とも、送金アプリVenmoで当時18歳の少女と繋がっています。また、ゲイツとグリーンバーグが2人ともVenmoで繋がっていた別の女性に、グリーンバーグはセミノール郡徴税官のための政府のクレジットカードで送金をしていました。
ゲイツの友人のグリーンバーグは12人の女性に対して合計16回、「学校」という名目で送金をしていたことがわかっています。送金額は大体500ドル前後でしたが、最大で1000ドルにもなりました。また、ゲイツは2018年11月1日にグリーンバーグに300ドルの送金を行なっています。送金の名目は「🏩」(ラブホテルの絵文字)でした。
CNNは、ゲイツを含む複数のフロリダ州の共和党政治家はグリーンバーグを通して女性と出会い、ホテルなどでコカインやエクスタシーなどの違法薬物を使って性的関係を持っていたと報道しました。
これまで、ゲイツが関係を持った女性複数にグリーンバーグがVenmoやCashAppなどの送金アプリを通して数千ドルの送金を行なっていました。これは、のちに議会でインターンをする当時大学生の女性も含みます。
グリーンバーグから女性たちへの送金は「学校」や「あれ」「別のあれ」など目的が特定しにくい名目でのものもありましたが、中には「💋」(キスマークの絵文字)や「尻」などもありました。
POLITICOはマット・ゲイツがフロリダ州共和党州知事ロン・デサンテスの政治献金担当や、フロリダ州議員などその他4人の男性と、5人の女性とともにバハマ諸島に旅行したことも捜査されていると報道しています。
記事によると、この5人の女性の中にはゲイツが関係を持った疑いがかかっている元未成年の少女(この旅行の1ヶ月前に18歳になりました)も含まれていたようです。関係者によると、5人の少女は当時全員、成人していたとのことですが、帰国した際にあまりに若く見えたため、入国の際に事情聴取を受けたようです。
マット・ゲイツは容疑を否定して、「自分ははめられた」などと保守メディアで主張していますが、彼は最近、トランプに会おうとして、断られたようです。
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