下院で最も親トランプのフロリダ州下院議員、マット・ゲイツ(38)は昨年から、当時17歳の少女を含む複数の女性に金銭を支払って性的関係を持った疑いで司法省の捜査を受けていました。詳しくはこの記事に書きました。
ニューヨーク・タイムズが最初に報道したこの捜査では、ゲイツは友人のフロリダ州共和党員、ジョエル・グリーンバーグを通して複数の女性と出会って金銭などを支払って性的関係を持ち、そのうちの1人が当時17歳の少女だったという疑いで捜査されています。
ゲイツの友人のグリーンバーグもこの17歳の少女と性的関係を持った疑いですでに起訴されています。司法省はさらに、ゲイツが複数の女性とバハマ諸島などへした旅行や、それらの旅行に選挙資金が使われた疑いも捜査しています。ゲイツ自身はこれらの報道を一切否定し、自分は脅迫されていると主張しています。
一方で、ゲイツはトランプとの親しさを使って、ホワイトハウスに自分を恩赦するように請願していたことがわかりました。ゲイツは頻繁にトランプをほめたたえ、一緒に写真をとり、トランプをノーベル平和賞に推薦していました。
ゲイツへの捜査はトランプ政権末期に始まりました。当時の司法長官、ビル・バーも捜査の内容を把握しており、ゲイツのいる場に同席するのを避けていたほどでした。ゲイツは、トランプ政権末期に、秘密裡にホワイトハウスに自分と、自分と親しい下院議員に「事前恩赦」を出すように請願していました。
ゲイツがこの請願をしたころには既にゲイツは未成年少女と性的関係を持ち、金銭を支払った疑いで未成年への性的人身取引の疑いで捜査されて(有罪の場合最低禁錮10年)いました。ホワイトハウスの職員は「事前恩赦」は悪い前例を作ると考えていましたが、ゲイツからの恩赦請願をトランプにも伝えました。
トランプは、ゲイツと直接的に恩赦について話し合ったことはないと声明を出しました。自分が捜査されていたことをゲイツが当時から把握していたかは不明ですが、トランプの側近は自分と他の者に対する「事前恩赦」は、本当に望んでいた未成年との性的関係に対する恩赦を出してもらい、それをカモフラージュするためではないかと考えています。
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